隙間のない家にするためには気密が大事

[5]隙間のない家にするためには気密が大事

気密とは、簡単に言うと隙間をなくすこと。

今の住宅は、窓にはアルミサッシ、壁の中には断熱材が入り、昔の家に比べると隙間は格段に少なくなりました。

温熱環境の専門家・石井宏さん(住宅断熱コンサルタントICI代表・工学博士)は

「最近の研究の結果、軸組木造住宅(柱と梁を組んで建てる住宅)の最大の隙間は土台と根太の間に分布している事がわかりました」

と言います。
根太というのは床板を受ける角材のことです。
この部分を塞ぐと気密性能は格段に上がります。

また最近では、耐震とコスト減のためにベニヤを多用した工法が普及しています。
この方法でも気密性能が高まり、建築する側が気づかないうちに気密住宅を建てていたというケースもあるようです。

もう一つ、見落としがちなのがコンセントボックスの設置や配管のため壁に開けた孔です。
何の処置もしていないと、壁内結露を引き起こす要因にもなります。
充填断熱の場合は、孔の周囲をシールを貼って隙間を防ぐ施工を頼む必要があります。
石井さんによると、

「気密はそれ自体が目的ではない。断熱性能を良くしたり、壁の中に結露させないなど、住宅の性能を上げていった結果として気密性が高まる」

とのことです。