免震の問題点

[10]免震の問題点

1.地盤を選ぶ 地盤が悪くなるほど、特に固有周期が1~2秒前後の建物が大きく揺れます。
免震して固有周期を2秒前後に調整すると共振してしまいます。つまり、柔らかい地盤で中途半端に免震すると余計に揺れる事もあります。
2.上下動に効かない 免震はあくまでも左右の揺れを建物を伝えないようにするもの。
地盤の上下動を免震することは非常に難しいと言えるでしょう。地面が上下動すると免震した建物内部の上下動はさらに倍増されてしまいます。
3.強風に弱い 風対策の問題もあります。免震も地震力には効果を発揮しますが、風圧力には免震効果は期待できません。 強風は地震と比べかなり高い頻度で発生します。各システムは例えばストッパーを付けるなどの対策をとっています。
4.設計に制限がかかる 凹凸が多く複雑な形の建物を免震する上では都合が悪いと言えるでしょう。極めて強い地震の場合、建物と地盤の間に±20㎝以上の相対的 なずれが生じます。設計上の制限や暮らし方の注意事項も生じます。
5.メンテナンス 免震は建物の重さに応じて最も効果的な固有周期(2秒前後)に調整して施工します。このため、増築が原理的に出来ません。 増築で下屋をつくる事も難しいです。殆どの住宅が20~30年で何らかの手を加える実態があり、要検討事項と言えるでしょう。
◆「免震万能」への危惧◆ 免震は素晴らしい技術ですが、万能ではありません。
安易に使うと副作用を起こす事もあるのです。その事を知った上で使って欲しい商品です。

スーパーウォール工法情報便より抜粋